U.S. Gulf of Mexico pumping oil like never before - March 11, 2016
原油価格が危機的な下落を続けていても、まるでその知らせを受けていないかのようにメキシコ湾での原油生産量は増加を続けています。IEAによると2016年の生産量は前年比で6%上昇し、2017年には更に10%上昇し過去最大となる1.83百万バレル/日に達するとの見通しが立てられており、このメキシコ湾での生産量増加は、シェール油田での減少分を相殺すると考えられています。
理由は、深海油田開発はその企画から完成まで多くの時間と投資を必要とするためで、シェール油田よりも柔軟性が乏しい事業と言えます。また2010年に発生したBP社による流出事故によって数ヶ月に亘り掘削が停止された時期もあり、価格低迷を理由に直ぐに開発を中止する事が出来ません。例えば、来年シェル社は深海9500feetにあるStones油田での採掘を開始しますが、これは2005年に発見され原油価格が1バレル$60だった2013年に許可された事業です。Stones油田では20億バレル以上の原油が採掘可能と見られています。
シェル社はStones油田以外にもメキシコ湾で3つの海底油田開発を行っています。ExxonMobil社やAnadarko Petroleum社、Noble Energy社、 LLOG Exploration社も同様に2015年よりメキシコ湾での油田開発を開始してますが、今年から来年にかけて更に6つの深海油田開発がスタートします。
現在の1バレル40$前後という市場環境の中でどれ程の開発プロジェクトが採算に合うかははっきりしません。深海における油田開発は莫大な投資を必要としますが、2014年中頃より人件費や採掘コストは低下しています。採掘しても恐らく採算が取れないものの、採掘しない場合はそれ以上に資金を失う事になると考えられています。
⇒http://money.cnn.com/2016/03/11/investing/gulf-of-mexico-record-oil-production/index.html
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